各科紹介

リハビリテーション科

リハビリテーション科 急性期、回復期、維持期とそれぞれの時期に適切なリハビリテーションを365日体制で提供できるように実施しています。
外来の方は完全予約制です。
リハビリテーションを希望される方は、必ず整形外科・脳外科・内科のいずれかの診察をお受けください。
詳しくは総合受付でお尋ねください。

担当医

リハビリテーションセンター長
降矢 芳子
・日本神経学会 専門医
・日本リハビリテーション医学会 代議員・近畿地方会幹事・認定医・専門医
・日本内科学会 認定医
・日本認知症学会
・日本アロマテラピー学会
・日本東洋医学会
・認知症サポート医
永澤 大
・日本整形外科学会 専門医
・日本リハビリテーション医学会 認定臨床医
・日本医師会 認定産業医
・日本医師会 認定健康スポーツ医
・日本整形外科学会 運動器リハビリテーション医 

リハビリテーション科スタッフ

統括医療技術部長: 石川 定  課長: 和田 善行 / 山口 羊一

理学療法士:PT 作業療法士:OT 言語聴覚士:ST
83名 21名 13名

学会発表・講演・論文

■ 2018年 学会発表
 日本医療マネジメント学会 第13回奈良支部学術集会
 小栗 拓馬 「当院リハビリテーション課におけるポジティブインシデント報告の取り組み」 

 Orthopeadic Research Society 2018
 唄 大輔 「The evaluation of early detection of cartilage degeneration of patellofemoral joint in the
 patients after anterior cruciate ligament reconstruction-3-dimensional analysis study‐」

 奈良県慢性期医療協会 第12回研究発表会
 新居 裕史 「失語症者に対する全体構造法の効果」

 AOA & APKASS 2018
 唄 大輔 「Quantitative longitudinal evaluation of early cartilage degeneration of patellofemoral joint in the
 patients after anterior cruciate ligament reconstruction using 3dimensinnal T1 rho mapping.」

 日本作業行動学会 第28回学術集会
 東田 充康 「いつになったら治りますか?~機能回復への固執から脱却し、作業に焦点を当てられるようになった事例」

 第28回 奈良県理学療法士学会
 山下 皓平 「慢性脳卒中片麻痺患者に対するHONDA歩行アシストとトレッドミル歩行練習の併用効果」
 杉森 信吾 「足関節脱臼骨折術後、足関節背屈可動域獲得に難渋した一症例」
 池本 大輝 「大腿骨近位部骨折術後症例に対する電気刺激併用強化法が在院日数および退院時の歩行形態に与える影響」

 第68回 日本病院学会
 和田 善行 「当院理学療法士における腰痛の実態調査と今後の課題」
 山下 皓平 「当院セラピストにおけるリハビリテーションロボット使用の実施状況調査」

 第5回 日本予防理学療法学会学術大会
 和田 善行 「急性期・回復期理学療法士における腰痛の実態調査と今後の課題
        ~アンケートによる腰痛の発生に関与する要因のリスクアセスメント~」

 第6回 日本運動器理学療法学会
 藤森 由貴 「大腿骨近位部骨折術後症例に対する電気刺激併用筋力効果の効果
        -退院時の筋力や歩行形態に与える影響-」

 第23回 日本基礎理学療法学会学術大会
 唄 大輔 「膝前十字靭帯再建術前後における膝蓋大腿関節部の早期軟骨病変の
       3次元T1 rho mappingによる評価」

■ 2018年 講演
 平成29年度 理学療法士講習会 運動器リハビリテーションコース
 徳田 光紀 「股関節の理学療法」
 唄 大輔  「足関節の理学療法」

 公益社団法人 奈良県放射線技師会 県民公開講座
 和田 善行 「腰痛にならないために 腰痛体操」

 第8回訪問リハビリテーション実務者研修会
 山口 羊一 「同職種連携 ~医療から在宅に向けての連携」

 平成30年度 理学療法士講習会 呼吸器リハビリテーションコース
 和田 善行 「呼吸の基礎(解剖・生理・疾患)」
 坂本 雅尚 「周術期・疾患別の呼吸理学療法」

 平成30年度 理学療法士講習会 装具・車椅子コース
 唄 大輔 「整形外科疾患に対する装具療法」

 第6回 奈良県臨床検査協議会講演会
 安田 圭吾 「転倒・転落予防に対するリハビリテーション課の取り組み」

 第26回 日本物理療法学術大会
 徳田 光紀 「骨折に対する効果的なリハビリテーションの展開」

■ 2018年 論文
 奈良理学療法学
 藤森 由貴 「大腿骨転子部骨折の骨折型が術後機能に与える影響」

 JOSKAS (日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会雑誌)
 唄 大輔 「膝前十字靭帯再建術前後における膝蓋大腿関節部の早期軟骨病変の
       定量的評価-T1 rho mappingを用いた3次元解析法による検討」

>>> 2017年分はこちら

理学療法部門

理学療法は日常生活の基盤である基本動作の「起きる・座る・立つ・歩く」等の能力改善を目的に治療を行います。
理学療法の手段として運動療法、物理療法、日常生活動作練習の3つに大別することができます。
 ・運動療法では、弱った筋力を鍛える運動やかたくなった関節を動かす練習をします。
 ・ 物理療法では温熱や寒冷、電気刺激など様々な物理的手段を専用の医療機器を使って、
  痛みや循環の改善を目的に応用します。
 ・日常生活動作練習では実際に「起きる・座る・立つ・歩く」といった動作練習を行います。

また、在宅復帰するために住環境の評価や退院前の指導を行い、スムーズな在宅・社会復帰の支援を行います。



作業療法部門

作業療法は病気やけがにより生活が制限された方に対し、「食べる・トイレに行く・着替える・風呂に入る」などの生活を行う上で必要な動作から「仕事をする・家事をする・買い物に行く・遊ぶ」といった社会復帰を支援する仕事です。
当院の作業療法は主に脳血管疾患・整形外科疾患・神経難病疾患の患者様を対象に、食事やトイレといった日常の生活動作の練習などを行います。
また、実際の場面を想定して行う家事動作練習や調理動作練習、パソコン操作練習など患者様の生活に合わせた治療を行います。自助具の選定や利き手交換などの代償手段の獲得や生活環境の調整、アドバイスなども行っています。


言語聴覚療法部門

言語聴覚療法は病気やけがなどでことばが理解できない、ことばが想い浮かばない失語症、発音がしづらい構音障害の方へコミュニケーション能力の改善を目指します。また、飲み込むことが困難となる嚥下障害へのアプローチも「口から食べる」ことを目標として取り組んでいます。 当院の言語聴覚療法は主に脳血管障害、神経難病疾患、内科疾患などの障害を対象に急性期からの治療を行い、「はなす」「たべる」という基礎的かつ大切な機能の回復を目指しています。    


特徴

1. ロボットリハビリ

WELWALK
 

HONDA 歩行アシスト・免荷式リフト「POPO」・マッスルスーツを用いて、移乗や歩行練習に活用しています。




2. 電気治療 MEMS(電気刺激併用筋力強化法)
大腿骨頚部骨折術後に電気刺激を用いた筋力強化を行い、早期の歩行獲得を目指します。


3.オートテンズプロ
下肢すべての筋肉を動かすベルト電極骨格筋電気刺激法を用いて筋力強化を図ります。


4.CI療法   
CI療法と併用して、随意運動介助型電気刺激(IVES)を用いたハイブリッドCI療法も実施しています。
  

5.呼吸理学療法・呼吸作業療法   
三学会呼吸療法認定士が在籍しており、呼吸器疾患患者の理学療法、作業療法を展開し、 息切れプロジェクトもやっています 。


6.スポーツリハビリテーション    
ACL再建術後の学生のスポーツ復帰を支援しています。


7.摂食嚥下療法    
言語聴覚士が積極的に関わり、月1500件の摂食機能療法を実施しています。


8.全体構造法(失語症訓練)
身体運動、聴覚刺激、発声を合わせて実施する言語訓練です 。



促通反復療法(川平法)のご案内

当院リハビリテーション科では、脳卒中片麻痺患者の治療に
促通反復療法(川平法)を取り入れ実施しております。

1.促通反復療法(川平法)とは

脳卒中後に片麻痺になられた方の麻痺の改善を目的とした新しいリハビリ法です。
麻痺した手や足を操作する事(促通手技)によって随意運動を実現しそれを反復する事によって随意運動を実現するために必要な神経路を再建・強化する事を目的とした神経路強化的促通療法です。

鹿児島大学病院霧島リハビリテーションセンター元センター長・現促通反復療法研究所所長川平和美名誉教授が開発し、軽・中度の麻痺患者を中心に成果を上げています。脳は一部を損傷されても、損傷を免れた他の部位が損傷した部位の役割を代行する能力(可塑性)があることが明らかになってきました。川平名誉教授は刺激が伝わりさえすれば損傷した部位の代役を果たす脳の神経回路がどんどん強化されることに着しました。治療者が麻痺した手や足を操作してやって必要な神経回路にピンポイントで刺激を伝え、目標とする運動を誘発します。それを根気よく繰り返すことで必要な神経回路を再建・強化し、麻痺の回復を促進させます。
リハビリ運動には、上肢8パターン、体幹下肢6パターンあり、麻痺の程度に応じて選択して行われます。一つのパターンを最低50回繰り返します。 急性期はもちろん慢性期の麻痺にも改善が期待できます。(効果には個人差があります)。

川平 和美名誉教授

2.実施について

当院では、鹿児島大学病院霧島リハビリテーションセンターに1ヵ月間研修に2名、2週間の研修に6名参加し技術を習得してきました。また、川平和美名誉教授に当院に来ていただき多くの療法士に実技指導をしていただきました。
以下の頻度、期間で実施します。
入院の場合:6週間 外来の場合:週2回(月7~8回)、合計20回(およそ3ヵ月弱)


3.促通反復療法の流れ

 ①電話でお申し込み(地域医療連携室にてお受けしています)
 ②地域医療連携室による選考
 ③医師による外来診察
 ④入院申し込み・外来リハビリ申し込みを予約して順番待ち
 ⑤入院・外来リハビリ開始
 ⑥入院では6週間、外来では週2回合計20回実施
 ⑦日常生活の注意等を指導し終了

4.お問い合わせ

詳しくは、地域医療連携室もしくはリハビリテーション課窓口でおたずねください。
    電話番号 0744-29-3300(代表)
    FAX  0744-29-3311

5.よくある質問

 Q どんな病気、症状が対象ですか
 A 脳梗塞・脳出血などの脳血管障害、頭部外傷などで片麻痺になられた方が対象です

 Q 誰にでも効果がありますか
 A 効果には個人差があります

 Q 週1回の治療ではだめですか
 A 週1回では効果が証明されていません

6.川平法の見学について(セラピスト向け) 

 理学療法士、作業療法士対象に川平法の見学ができます。
 詳しくはリハビリテーション課担当 和田までご連絡ください。