『患者様が実際に作られた作品と作業風景』
作業療法(OT)では、手指のリハビリとして『手工芸』を用いたアプローチをすることがあります。
趣味で手工芸をされていた方などは、楽しそうに取り組んでおられました。出来上がった作品を通して、他の患者様とのコミュニケーションが広がったり作品の周りには笑顔が溢れていました。
これからもリハビリテーション課では患者様一人一人に合わせた練習内容を考え、患者様のこれからの生活が少しでも良くなるよう取り組んでいきます。
〔12月の作品 クリスマスリース〕
〔1月の作品 張り子でのだるま 干支のいのしし〕
〜実際に動作を行なっての取り組み〜
『調理動作訓練』
患者様に必要となる動作の一つに「調理」があります。調理という動作には、火や刃物類の使用など、難しい動作が多くあります。
セラピストが患者様と一緒に実際に調理を行い、動作を行うために必要な能力や環境設定などを確認し、少しでも安全に動作が行えるような訓練を行っています。
また、当院では「調理メニューの立案」「実際に買い出しへ行く」「調理を行う」といった一連の動作を、理学・作業・言語・各療法スタッフが協力し、各専門分野の目線で考え、より的確な情報を提案・提供できるよう取り組んでいます。
【 左手(非利き手)で炊飯・調理動作を行なっている場面 】
【 利き手交換を行いながら炊飯・調理動作を行なっている場面 】
『患者様が実際に作られた作品と作業風景』
より日常生活に近い作業をセラピストと一緒に行います。
作業活動を通して難しかった動作を自信を持ってできるようになることを目指し様々な作業を取り入れています。
【 作業風景 】
『できない動作をできる動作にするために』
〜自助具の使用〜
生活での動作を助けるための道具「自助具」。動作が難しい際に使用し自立して動作ができるように、患者様にあった自助具を提案・提供します。
靴や靴下を履くための自助具「ソックスエイド」 「リーチャー」
栄養課と連携し、患者様にあった食形態や自助具の検討を行い提供しています。
当院では、使いにくくなってしまった手、動かしにくくなってしまった手の能力を補助しながら「動く」「使える」といった実感を持っていただくために、装具や器具等を使用し生活の中で積極的に使っていただけるように取り組んでいます。
私たちは『動く手』から『使える手』へを
目標にリハビリを提供しています
【 ポータブルスプリングバランサー 】
【 カックアップスプリント・スパイダースプリント・短対立スプリント 】
【 様々な自助具箸の訓練や実際の食事場面での自助具箸を使用しての食事 】