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各科紹介

リハビリテーション科

リハビリテーション科

急性期、回復期、維持期とそれぞれの時期に適切なリハビリテーションを365日体制で提供できるように実施しています。
外来の方は完全予約制です。
リハビリテーションを希望される方は、必ず整形外科・脳神経外科・脳神経内科・内科のいずれかの診察をお受けください。
詳しくは総合受付でお尋ねください。

外来リハビリテーションのご案内

外来リハビリテーションは、通院して受けるリハビリテーションの形態です。
専門のリハビリテーションチームが患者様一人ひとりに合わせた個別の治療プログラムを提供いたします。
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの専門家が連携し、身体機能の回復や日常生活動作の改善、コミュニケーションスキルの向上など、幅広い領域でサポートいたします。

当院をはじめて受診される方へ

担当のケアマネージャーもしくは、かかりつけの主治医にご相談下さい。
いらっしゃらない場合は当院に直接お問い合わせください。
尚、自費診療は行っておりません。

診察時間

受付曜日:月曜日~土曜日 (祝日は除く)
午前 8:55~ 9:55~ 10:55~
午後 13:00~ 14:00~ 15:00~ 16:00~

ご予約及びお問い合わせについて

受付時間:午前8時30分~午後5時

TEL:0744-29-3300

対象疾患

脳血管疾患 脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、パーキンソン症候群、ギランバレー症候群等
運動器疾患 骨折、変形性関節症、靭帯損傷、半月板損傷、肩腱板断裂等
呼吸器疾患 慢性閉塞性肺疾患、間質性肺炎等
心大血管疾患 慢性心不全、うっ血性心不全、拡張型心筋症等

■ 外来の方は完全予約制です。

■ 整形外科・脳神経外科・脳神経内科・内科のいずれかの診察をお受けください。

下記でお悩みの方もご相談ください

・原因がはっきりとしない痛みがある。

・関節の痛み。

・膝や腰などの痛み。

・脳梗塞後の障害を改善したい。

訪問リハビリテーションのご案内

 

施設概要
▽施設基準
脳血管疾患等リハビリテーションⅠ
運動器リハビリテーションⅠ
呼吸器リハビリテーションⅠ
心大血管疾患リハビリテーションⅡ
廃用症候群リハビリテーションⅠ
がんリハビリテーション
回復期リハビリテーション病棟 入院料Ⅰ



担当医

リハビリテーションセンター長
大庭 直樹

・日本内科学会認定内科医 / 総合内科専門医
・日本神経学会神経内科専門医 / 指導医
・日本リハビリテーション医学会認定臨床医 / リハビリテーション科専門医

(所属学会)
日本内科学会、日本神経学会、日本リハビリテーション医学会

回復期リハビリテーション病棟専従医
足立 豊彦

 

回復期リハビリテーション病棟専従医
千福 健夫

・日本整形外科学会/専門医
・日本整形外科学会/運動器リハビリテーション医
・日本整形外科学会/脊椎脊髄病医
・中部日本整形外科災害外科学会/評議員

(所属学会)
日本整形外科学会、中部日本整形外科災害外科学会、日本骨粗鬆症学会、日本骨代謝学会

医員
尾﨑 麻希

・日本内科学会認定内科医
・日本神経学会 専門医

(所属学会)
日本内科学会、日本神経学会、日本リハビリテーション医学会

リハビリテーション科スタッフ

理学療法士:PT 作業療法士:OT 言語聴覚士:ST
97名 25名 25名

令和5年4月1日現在

新人教育

▽新人研修システム

件名 実施年 参考資料
新人研修システム 2024年 新人セミナー一覧
新人勉強会 2024年 新人セミナー一覧
12つのプロジェクトチーム 2024年 新人セミナー一覧

学会発表・講演・論文

2024年 学会発表

日本スポーツ理学療法学術大会
中谷 清「前十字靭帯再建術後の膝伸展筋力シングルホップテスト-スポーツ復帰早期群と遅延群との比較-」

日本物理療法合同学術大会
中山 直樹「視覚-体性感覚不一致によって生じる異常感覚に対するTranscutaneous electrical nerve stimulationの効果-パラメーターの違いによる検討-

中山 直樹 「視覚-体性感覚不一致によって生じる異常感覚に対するTranscutaneous electrical nerve stimulationと心理的要因の影響」

青山 侑樹 「車椅子の座面におけるスリングシートのたわみ補正が坐骨部位に与える影響」

森川 雄生 「大腿骨近位部骨折後の浮腫は歩行の再獲得日数に影響する」

池本 大輝「急性期運動器疾患患者における入院時の骨格筋量指標は退院時の歩行能力と関連するか?」

日本医療マネジメント学会
栗原 典子「通所介護施設での転倒状況と転倒に対する対策」

奈良県慢性期医療協会 第16回研究発表会
東田 充康「褥瘡に対する当院の取り組み」

第28回日本ペインリハビリテーション学会学術大会
森川 雄生「脊柱圧迫骨折による急性痛の時系列特徴 -予備的研究-」

中山 直樹「重さの異常感覚の内省変化が得られた症例 -重錘を用いた知覚評価と心理的側面による考察-」

第33回奈良県理学療法士学会
松井 翔 「エコーガイド下での膝蓋下脂肪体への介入が著効した一症例」

田中 翔斗「大腿骨転子部骨折後に外側大腿皮神経由来の荷重時痛が生じた症例
-エコーを用いた病態解釈と介入-」

第55回日本リハビリテーション医学会近畿地方会学術集会
小栗 拓馬「上肢痙縮に対する振動刺激療法の効果の検討 -反射性・非反射性要素に着目して-」

湯淺 友貴「大腿骨近位部骨折術後症例における経時的変化及び予後因子について」

第26回日本褥瘡学会
𠮷川 桃代「60度背上げによるベッド上座位時の仙骨部位および坐骨部位に対する電気刺激療法(ES)の効果」

2024年 講演

日本物理療法合同学術大会
徳田 光紀 「臨床における物理療法のテクニカルレクチャー電気刺激療法と運動療法のカップリング」

日本離床学会
大垣 昌成 「呼吸・循環障害に対する運動療法~リスク管理とADLアップの具体策~」

大阪府理学療法士会生涯学習センター主催研修会
和田 善行 「脳卒中患者に対する促通反復療法(川平法)の実際」

奈良県理学療法士協会主催「運動器リハビリテーション」コース
徳田 光紀 「股関節の理学療法/大腿骨頚部骨折」

奈良県理学療法士協会主催「呼吸器リハビリテーション」コース
和田 善行 「呼吸の基礎(解剖・生理・疾患)」

奈良県理学療法士協会主催「リスク管理のためのフィジカルアセスメント」コース
大垣 昌成 「血液データの読み解きとフィジカルアセスメント」

日本運動器理学療法学会 第3回サテライトカンファレンス
徳田 光紀 「大腿骨近位部骨折術後症例に対する神経筋電気刺激療法の効果について」

2024年 論文・著書

奈良県理学療法学
和田 善行 「卒後臨床教育の変遷と新人理学療法士に必要なセルフマネジメント」

日本栄養・嚥下理学療法学会雑誌
池本 大輝 「急性期運動器疾患患者におけるサルコペニアの骨格筋量に関する要因の検討」
-Sonographic Thigh Adjustment RatioとSkeletal Muscle Indexとの比較-

バックナンバー

各療法部門

理学療法部門

理学療法は日常生活の基盤である基本動作の「起きる・座る・立つ・歩く」等の能力改善を目的に治療を行います。
理学療法の手段として運動療法、物理療法、日常生活動作練習の3つに大別することができます。

  • 運動療法では、弱った筋力を鍛える運動やかたくなった関節を動かす練習をします。
  • 物理療法では温熱や寒冷、電気刺激など様々な物理的手段を専用の医療機器を使って、痛みや循環の改善を目的に応用します。
  • 日常生活動作練習では実際に「起きる・座る・立つ・歩く」といった動作練習を行います。

また、在宅復帰するために住環境の評価や退院前後の指導を行い、スムーズな在宅・社会復帰の支援を行います。

作業療法部門

作業療法は病気やけがにより生活が制限された方に対し、「食べる・トイレに行く・着替える・風呂に入る」などの生活を行う上で必要な動作から「仕事をする・家事をする・買い物に行く・遊ぶ」といった社会復帰を支援する仕事です。

当院の作業療法は主に脳血管疾患・整形外科疾患・神経難病疾患の患者様を対象に、食事やトイレといった日常の生活動作の練習などを行います。
また、実際の場面を想定して行う家事動作練習や調理動作練習、パソコン操作練習など患者様の生活に合わせた治療を行います。自助具の選定や利き手交換などの代償手段の獲得や生活環境の調整、アドバイスなども行っています。

言語聴覚療法部門

言語聴覚療法は病気やけがなどでことばが理解できない、ことばが想い浮かばない失語症、発音がしづらい構音障害の方へコミュニケーション能力の改善を目指します。また、飲み込むことが困難となる嚥下障害へのアプローチも「口から食べる」ことを目標として取り組んでいます。
当院の言語聴覚療法は主に脳血管障害、神経難病疾患、内科疾患などの障害を対象に急性期からの治療を行い、「はなす」「たべる」という基礎的かつ大切な機能の回復を目指しています。

特徴

1. ロボットリハビリテーション

TOYOTA ウェルウォーク(Welwalk ww-1000)を用い歩行練習に活用してます。

2. 電気治療 MEMS(電気刺激併用筋力強化法)

整形外科疾患で生じる筋力低下に対して電気刺激を用いた筋力強化を行って早期歩行獲得を目指します。

3.オートテンズプロ

下肢すべての筋肉を動かすベルト電極骨格筋電気刺激法を用いて筋力強化を図ります。

4.seca(医療用体組成計)

体重を体脂肪量、除脂肪量、体水分量と骨格筋量などを体の区分に分けて表示をします。

5.CI療法

CI療法と併用して随意運動介助型電気刺激(IVES)を用いたハイブリッドCI療法も実施しています。

6.呼吸理学療法・呼吸作業療法

三学会呼吸療法認定士が在籍しており、呼吸器疾患患者の理学療法、作業療法を展開し、 息切れプロジェクトもやっています。

7.スポーツリハビリテーション

ACL再建術後の学生のスポーツ復帰を支援しています。

8.摂食嚥下療法

言語聴覚士が積極的に関わり、月1900件の摂食機能療法を実施しています。

9.全体構造法(失語症訓練)

身体運動、聴覚刺激、発声を合わせて実施する言語訓練です 。

促通反復療法(川平法)のご案内

当院リハビリテーション科では、脳卒中片麻痺患者の治療に促通反復療法(川平法)を取り入れ実施しております。

1.促通反復療法(川平法)とは

川平和美 教授

脳卒中後に片麻痺になられた方の麻痺の改善を目的とした新しいリハビリ法です。
麻痺した手や足を操作する事(促通手技)によって随意運動を実現しそれを反復する事によって随意運動を実現するために必要な神経路を再建・強化する事を目的とした神経路強化的促通療法です。

促通反復療法研究所
所長の川平和美名誉教授が開発し、軽・中度の麻痺患者を中心に成果を上げています。脳は一部を損傷されても、損傷を免れた他の部位が損傷した部位の役割を代行する能力(可塑性)があることが明らかになってきました。
川平名誉教授は刺激が伝わりさえすれば損傷した部位の代役を果たす脳の神経回路がどんどん強化されることに着目しました。治療者が麻痺した手や足を操作してやって必要な神経回路にピンポイントで刺激を伝え、目標とする運動を誘発します。それを根気よく繰り返すことで必要な神経回路を再建・強化し、麻痺の回復を促進させます。
リハビリ運動には、上肢、体幹、下肢のパターンあり、麻痺の程度に応じて選択して行われます。一つのパターンを最低50回繰り返します。
急性期、回復期、慢性期の麻痺にも改善が期待できます。(効果には個人差があります)

2.実施について

当院では、鹿児島大学病院霧島リハビリテーションセンターに1ヵ月間研修に2名、2週間の研修に6名、促通反復療法研究所に1週間の研修に1名参加し技術を習得してきました。また、川平和美名誉教授に当院に来ていただき多くの療法士に実技指導をしていただきました。
以下の頻度、期間で実施します。
入院の場合:6週間 外来の場合:週2回(月7~8回)、合計20回(およそ3ヵ月弱)

   

3.促通反復療法の流れ

①電話でお申し込み(地域医療連携室にてお受けしています)
②地域医療連携室による選考
③医師による外来診察
④入院申し込み・外来リハビリ申し込みを予約して順番待ち
⑤入院・外来リハビリ開始
⑥入院では6週間、外来では週2回合計20回実施
⑦日常生活の注意等を指導し終了

4.お問い合わせ

詳しくは、地域医療連携室もしくはリハビリテーション課窓口でおたずねください。
TEL: 0744-29-3300(代表)
FAX:0744-29-3311

5.よくある質問

Q どんな病気、症状が対象ですか?
A 脳梗塞・脳出血などの脳血管障害、頭部外傷などで片麻痺になられた方が対象です。

Q 誰にでも効果がありますか?
A 効果には個人差があります。

Q 週1回の治療ではだめですか?
A 週1回では効果が証明されていません。

6.理学療法士・作業療法士の研修受け入れ

①促通反復療法(川平法)入門講座
内容:促通反復療法の知識と技術を習得するコース
期間:5日間

 

②卒後臨床研修(脳血管・運動器・内科・スポーツ等)
内容:臨床見学・補助とプロジェクトチームからの講義と実技指導
期間:要相談

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